初めに
R.D.T.
道草
メーコックファーム

そして翌日、ピパット氏の運転するワゴンでメー・コック・ファームまで連れていってもらいました。チェンライを目指して北上する車の中でピパット氏から彼の経歴を聞くことができました。彼は学校で山岳民族の子供を教えるにあたり、それぞれの民族固有の言語を学んだそうです。教職と時期的に少し重なるのですが、その語学を活かしてトレッキング・ガイドをするようになり、チェンマイ県のT.A.T.[Tourism Authority of Thailand]の会長に就任するまでになったそうです。その後、山岳民族の人達のためにトレッキングなどの観光収入で生活を安定させようという[Rural Development by Tourism ]を発足させ、チェンライ大学で同じ名前の講義をするようになり、多忙のためT.A.T.の会長職から退いたそうです。
そのような話を聞いている中に、旅の疲れからついウトウトしてしまい、気が付いたら車はチェンライに近づいていました。チェンライで軽い食事をとり、食料を買い込んでから目的地へと向かいました。メー・コック・ファームはチェンライを流れるメー・コック川沿いに山奥へ入った場所にあり、町を抜け出してからの道は想像を絶していました。ピパット氏がなんの躊躇もなく道を遮る川に突っ込み、そのまま川を渡ってしまった時は何かとんでもないところへ来てしまったのでは思ってしまいました。道路が川の中に消えている状態の、まさに道無き道を行くといった感じでした。

やがて崖道の下の方にカレン族の村が見えてきました。
ここのカレン族は象によるトレッキングのおかげで現金収入を得ることができ、他の山岳民族の人達よりは恵まれているとのことでした。
この村では屋外映画会を開催することもあり、そのような時は付近(といっても何時間も歩かなければならない距離ですが)の村からも見に来るそうです。